月曜の朝、SNSに「たなくじで大吉が出た」「良い一週間になりそう」という投稿が並んでいた。
たなくじは、NHK Eテレの朝の番組「0655」で、月曜日に放送されているコーナーだ。テレビの画面をスマホで撮影して引く、ちょっと変わったくじである。
(この記事は2026年10月時点で書いています)
わたしも、年越しのころに引いたことがある
わたしも、引いたことがある。大晦日からお正月になるころに、Eテレで見たような気がする。
数秒間、映像が流れる。その画面をスマホで撮影すると、その瞬間に映っていた結果が、写真に残る。
テレビの画面では、たくさんの画像が、パラパラ漫画のように素早く切り替わっている。だから、目で見ているだけでは、結果はまったく読めない。でも、一瞬を切り取る写真なら、ちゃんと読めるようになっていた。
つまり、結果を決めているのは、自分がシャッターを押したタイミングだ。同じ放送を見ていても、撮った瞬間が違えば、結果も違う。
大吉だった。でも、どんな大吉だったかは覚えていない
結果は、大吉だったような気がする。
たぶん、大吉が多めに入っているのだと思う。そんな感じがした。そして、同じ大吉でも、書かれているコメントは、それぞれ違っていた。
ただ、自分がどんな大吉を引いたのかは、忘れてしまった。
結果の中身は残っていないのに、楽しかったことは覚えている。そう考えると、くじの楽しさは、結果とは別のところにあったのかもしれない。
おみくじ好きとしては、凶のほうが嬉しい
わたしは、おみくじが好きだ。たくさん引いていた時期もある。
なぜか、大吉は比較的よく引いていた。だから、大吉が出ても「普通だな」という感覚だった。逆に、「平」や「凶」は、ほとんど見たことがない。出たときは、そちらのほうが、とても嬉しかった。
おみくじ好きにとっては、大吉より、凶のほうがレアなのだ。
もちろん、ほとんどの人は、大吉が出たら嬉しい。だから、大吉が多くなるのは分かる。でも、たくさんの人と一緒に楽しんでいる場なら、みんなが大吉であるより、それぞれ違っていたほうが、盛り上がりそうな気もする。違いがあるから、話が生まれる。
以前、プリクラについて書いたときも、楽しかったのは写真そのものより、見せ合って話す時間のほうだった。くじも、少し似ている。
大事なのは、書いてある言葉のほう
とはいえ、わたしがおみくじでいちばん大事にしているのは、吉か凶かではない。書いてある文章のほうだ。
凶でも、「これから上がっていくだけだから、頑張れ」というように、前向きにさせてくれることがある。大吉でも、「運はいいけれど、調子に乗っていると悪い人に引っかかりやすいから、気をつけろ」というように、手放しでは喜ばせてくれないことがある。
どの結果が出ても、そのときの自分に向けたひと言がある。それが、おみくじのいいところだと思う。
たなくじも、同じ大吉なのにコメントが違っていた。大吉が多いくじでも、言葉が違えば、一人ひとりにとっての意味は変わってくる。
星座占いと違うのは、自分で引いたこと
1週間の始まりにくじを引く、という習慣は、とてもいいと思う。
朝のテレビ番組では、星座占いも放送されている。こちらは、同じ星座の人には、同じ内容が届く。だから、当たらないなと思うようになると、だんだん興味がなくなってくる気がする。
たなくじは、自分で撮影した結果だ。だから、自分に向けたヒントとして受け取る人も多いのだと思う。自分で引いたものだから、自分の言葉になる。「今週も頑張ろう」という気持ちに、させてもらいやすそうだ。
どちらがいい、という話ではない。届き方が違う、ということだと思う。
まとめ|ぜひ一度、やってみよう
若い人のテレビ離れ、ということが言われている。
でも、たなくじを思い出すと、見ようと思っていなかった映像でも、その場で一緒に楽しむことができる。これは、テレビならではの楽しさだと感じた。
だから、まだの人は、ぜひ一度やってみましょう、と言いたい。
わたしも、またやってみたい。ただ、朝は毎日バタバタなので、いつになるかは分からないけれど。
