海外旅行に行けない今は、図書館で旅をしている|行きたい気持ちは、なくならない

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物価高や円安で、海外旅行に行くのは、経済的にだんだん厳しくなってきていると思う。それなのに、長い連休が明けると、テレビのニュースには、海外を楽しんで帰ってきた人たちが映る。

だから、なんとなく、たくさんの人が海外に行っているのだと思っていた。

(この記事は2026年10月時点で書いています)

パスポートを持っている人は、6人に1人もいなかった

ところが、最近読んだ記事によると、日本のパスポート所持率は2024年で17.5%だった。G7の中で最下位だという。6人に1人も持っていない計算になる。

別の記事では、東京で開かれた旅の展示会「ツーリズムEXPOジャパン」で、海外から出展した国と地域が、2014年の151から、今年は約70と、ほぼ半分になったと書かれていた。この夏の日本人の出国者も、前の年より減ったらしい。

考えてみれば、当たり前のことだった。テレビに映るのは、海外に行った人だけだ。行かなかった大多数の人は、ニュースには映らない。

でも、旅行したい気持ちは減っていないらしい

ただ、同じ展示会の記事を書いた方は、日本人の旅行意欲は、さほど衰えていないと見ていた。余暇についての調査でも、国内旅行は「やってみたいこと」の1位だったそうだ。

つまり、旅に出たい気持ちはある。でも、海外は遠くなった。行きたいのに、行けない。そういう人が、数字の向こうにたくさんいるのだと思う。

わたしも、パスポートは持っている

わたしも、パスポートは持っている。

今すぐ海外に行こうとは考えていない。でも、もし3日くらい自由な時間をもらえたら、台湾のような近い海外に行きたい。

そして、いつか絶対に行ってみたい場所がある。ポルトガルだ。息子が大きくなったら、必ず行く。行けたらいいな、ではなく、そう決めている。

高くなったことは、気持ちには影響しない

円安や物価高は、わたしの「行きたい」には、影響しない。行きたい気持ちは、前と変わらずにある。

影響するのは、行くときのための貯金のほうだ。こちらには、かなり影響しそうだと思う。

気持ちと準備は、別のものなのだと思う。高くなったからといって、行けなくなったわけではない。たどり着くまでの道のりが、長くなっただけだ。

見たいのは、観光地ではない風景

ポルトガルに行きたいのは、景色を見るのが好きだからだ。

旅行の本で紹介されていた、ポルトガルの風景を見に行きたい。それも、有名な観光地ではない場所がいい。その土地の人にとっては、たぶん何でもない、普段の風景。

平和堂の記事で、旅先では地方の小さなスーパーに入ってみたい、と書いた。見たいものは、たぶん同じなのだと思う。

行けない今は、図書館で旅をしている

では、行けない今、行きたい気持ちをどうしているのか。

わたしは、旅行のイラストエッセイ本を読むのが好きだ。図書館に行くと、旅行の本をたくさん借りて帰ってくる。

お金をかけずに、行きたい気持ちを手放さずにいられる。今のわたしには、ちょうどいい旅のしかただと思う。

写真のガイドブックではなく、イラストエッセイが好きなのは、描いた人が実際に歩いて、目に留めた普段の風景が描かれているからかもしれない。観光地ではない場所が見たい、という好みは、こんなところにも出ている気がする。

まとめ|高いからこそ、計画して行く

簡単に海外に行けた時代が、懐かしい。

でも、海外旅行が高くなった今だからこそ、思うことがある。本当に行きたい気持ちがあるなら、ただ我慢するだけではなく、計画して、貯めてから行く。そのほうが、きっと、より満足できる旅になる気がする。

時間をかけてたどり着いた場所は、たぶん、特別に見える。いつかポルトガルの何でもない風景の中に立つ日まで、わたしは図書館で旅を続けようと思う。

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