わたしは、たまたま結婚した側にいる|独身でいる理由の統計を見て

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国の調査をもとに、独身の人が独身でいる理由をまとめた記事を読んだ。

独身の人の8割強は、いずれは結婚したいと考えているそうだ。独身でいる理由は、24歳までは「まだ若すぎる」などが多く、25歳を過ぎると「適当な相手に巡り合わない」がトップになるという。

(この記事は2026年10月時点で書いています)

わたしは、たまたま結婚した側にいる

最初に、わたしの立ち位置を書いておきたい。

わたしは結婚している。でも、今までの人生を振り返ると、独身で居続けていた可能性のほうが、かなり高かったと思う。たまたま、結婚した側にいる。

だから、この統計を、結婚した人として上から見ているわけではない。ほとんど向こう側にいたかもしれない一人として、読んでいた。

「できれば結婚したい。でも、必ずする必要も感じていない」。そういう感覚は、とてもよく分かる。

恋愛より、趣味だった

なぜ、独身で居続けていた可能性が高かったと思うのか。

わたしは、恋愛に興味がなかった。彼氏ができたことも、ほとんどない。女性らしさやメイク、外見にも、そんなに興味を持たなかった。そのぶん、自分の趣味に没頭しすぎていた。

しかも、趣味はハンドメイドだ。出会う人は、女性ばかりだった。

結婚したいと強く思っていなかったことと、出会いがなかったこと。統計なら別々の理由として数えられそうなふたつが、わたしの場合は、趣味という一本の線でつながっていた。

周りからも、色恋沙汰に興味がなくて、自分の人生を楽しんでいる人、と思われていたようだ。結婚したときには、かなり驚く友人が多かった。

友人がアプリを頑張っていても、違う世界の話だった

そのころ、仲の良い友人が、理想の人と出会うために、アプリで頑張っていた。その姿は、そばで見ていた。

でも、趣味に没頭しているあいだは、自分とは違う世界の話だと思っていた。実際、その時期のわたしは、アプリを始めなかった。

周りが動いていても、わたしの番は、まだ来ていなかったのだと思う。

趣味に満足したとき、次に進んだ

変わったのは、趣味のほうに区切りがついたときだ。

趣味に集中する期間を作って、今の段階ではここまでできた、と満足できた。そのとき初めて、もし可能なら、結婚したほうが親も安心するかもしれないな、と自分で思った。それで、アプリを始めて、今の夫と知り合った。

ただ、パートナー探しだけを始めたわけではない。それまでは、趣味に時間を使うためにアルバイトの生活をしていた。だから同じ時期に、ちゃんと就職するために、職業訓練校にも通い始めた。

結婚だけを目指して動いたのではなく、人生全体が次の段階に進んだ。その中のひとつが、結婚だった。たまたまではあったけれど、順番があったのだと思う。

「適当な相手」は、ちょうどいい人とは違った

記事を書いた方は、統計にある「適当な相手」が、ちょうどいい人のことなのか、理想に近い人のことなのかまでは判断できない、と書いていた。

わたしにとっての「適当な相手」は、理想の相手ではないけれど、ちょうどいい人よりは、何かいいポイントがある人だった。

その「いいポイント」とは何か。今のわたしの言葉で言うと、一緒に問題を乗り越えたいと思えるかどうかだ。

わたしは、今の夫と結婚したいと思って、結婚した。結婚してからは、それまでになかった問題もあって、大変なこともある。でも、乗り越えられているし、これからも乗り越えたいと思えている。

もし相手が、結婚したいとまでは思えない、ちょうどいいくらいの人だったら。一緒に問題を乗り越えることは、できなかった気がする。

結婚してから、より「必ずしなくていい」と思う

そのうえで、結婚した今も、「必ずする必要はない」と思っている。むしろ、結婚してから、よりそう思うようになった。

はっきり言うと、独身のほうが、自分の好きなことに使える時間は、圧倒的に多い。

だから、結婚したいと思える人に出会わなかったら、しないほうが幸せだと思う。自分の気持ちを我慢してする結婚は、続かなさそうだからだ。

結婚が良くない、と言いたいのではない。結婚したいと思える人がいるかどうか。わたしにとっては、それがすべてだった、ということだ。

まとめ|統計は、一人ひとりの気持ちとは連動しない

統計は、今の社会の姿を表している。でも、一人ひとりの気持ちと連動しているわけではない。

わたしが独身だった理由も、結婚した理由も、選択肢のどれかひとつには、きれいに収まらなかった。

だから、周りの意見や多数決に流されずに、自分はどうしたいのかに、しっかり向き合ってほしいと思う。そして、自分の人生を満喫してほしい。

これは、たまたま結婚した側にいる、一人の意見だ。

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